この幸せあたためますか

①告白
②初デート
③初キッス
④プレゼントチェック
⑤イブの夜
⑥むふふ
⑦永遠の愛を誓う

①告白
今度、俺とデートしてくれないか
君のことが前から好きだったんだ
とても思いやりがあるところがいいんだ
こんな俺だけど付き合ってもらえないかな
返事今じゃなくていいから・・まってるね
・・to be continued

②初デート(序章)
私はねあなたのことが気にはなっていたけど
まだそんな気持ちじゃあいんだ
だけどねあなたの一生懸命なところ
とてもいいと思うの
だから最初はね友達として考えてみてもいいかな

女性の心の中では、ガッツポーズを
しているのであった・・女ってずるい

②初デート(本編)
あっ痛い 手が・・・釣れた

どっか行きたいとこないかな
うん 私、魚釣りに行ってみたい

そうなのこんなに寒いのに
俺は無理だと断りたかった
なぜなら俺は釣りをしたことがないのだ

なにを釣りたいの・・なんでもいいからお魚さん釣りたい
でも場所だけは決めてあるんだ

俺は必至に釣りの勉強、針の結び方、釣具屋に行って初心者が使う釣り竿一式
ご購入した・・・でもなんで釣りなんだろう

当日の朝、彼女を迎えに行く
朝寒いねと言うと ポンとあったかいコーヒーが
場所 遠いから 安全運転でね

車の中では、今朝しいれたような釣りの仕掛けなど
話をしたが、彼女は少し窓の外を見て
切ない顔をしていた

よーし釣るぞ・・・釣れない
彼女がお弁当を作ってくれていた
こんなに食べられないよというぐらい
朝何時に起きたんだ

それから夕方になり釣れなかったね
ごめんねと言うと

彼女が ありがとう と笑って言った

その分けは後から知ることになる。
・・・to be continued


③初キッス

あれから数日たった休みの日
彼女と夕食を食べに行った

帰りの車の中で彼女の家の前につき
別れ際のことだった

視線は下の方をむいたまま
黙り込んだ彼女の口から
この前は ありがとう 魚釣り楽しかった

ううん・・・ありがとう


③初キッス
釣れなかったじゃない・・・to be continued

でも釣れなかったじゃない・・
俺の力不足でごめんね
だって小さい魚一匹も釣れてないんだよ

お弁当もあんなにおいしいの
たくさん作ってくれたのに
ありがとうはないよ

こちらから謝るべきことだよ

初デートだよ 少しは俺だってかっこを
つけたかったし
やっぱりそうだよね
こんな頼りない男は残念賞だよね

もう誘うのやめるよ・・・ありがと・・

 

③初キッス
もう誘うのやめるよ・・・to be continued

もう誘うのやめるよ・・・ありがと・・

そんなこと言わないで

なんでそんなに優しいの

なんで私の事、そんな風に思うの

なんでいつまでもそばにいてくれようとしないの

うるんだ瞳を大きく開き 彼女が叫んだ

違うのよ・・・

静寂の中、彼女が震えた声で話し始めた

少し寂しい思い出なんだけど

③初キッス(続)
少し寂しい思い出
 何が彼女にあったのか
  ・・・to be continued

 


③初キッス(続)
私が小さい時に父があの場所に

魚釣りによく連れて行ってくれたの

私がお魚つりたいと言ったばかりに

したことがない釣りを一所懸命勉強して教えてくれた

あなたも父のように同じ努力を

いっぱい いっぱいしてくれたの

それが分かってるから 

 ありがとう だったの


③初キッス(続)
ありがとうの本当の意味とは
  ・・・to be continued


③初キッス(続)
でも、その父もいない・・去年病気で亡くなったの
だから私の好きになった人を
その場所に連れて行くのが
私の夢だったの
だから・・こっちを向いて
ちゃんと笑って とほっぺをつままれた
あなたの事 大好きだよと 聞こえた瞬間
甘い香水の香りとともに
やわらかい唇が触った


③初キッス(続)
やわらかい唇
  ・・・to be continued

③初キッス(続)

えっ キス?

彼女は恥ずかしそうにうなずいた

そしてまた見つめあう二人
ラジオで流れるクリスマスソング

ねえもう一度キスしよう
純真な乙女のように・・・はいとうなずく

彼女の肩を抱えキスをして

顔を胸に抱き寄せた

 愛してる の言葉が自然に口からでた

私も・・・


③初キッス(続)

今日はダメ・・・二人は
 ・・・to be continued

  
③初キッス(続)

そうすると彼女も愛してるといいながら

ぎゅっと抱きしめてきた

このまま離れたくない
このまま返したくない
このまま君を抱きたい
とめどなく思う気持ちが声となって
そのたびに返事をするかのように
彼女が抱きしめてきた

このまま・・・・今日はダメ

じゃーねと恥ずかしそうに車から降りていく彼女

また明日おやすみなさいと

③初キッス(続)
おやすみなさいと
うつろな頭に声が響いた
まだ車内に彼女の香水の匂いが残っていた
香水なんかつけたことのない彼女が
俺、ダメな男だな
彼女から先にキスされるなんて
自分の不甲斐なさに’わ~と’叫んでしまった


次回
④プレゼントチェック
  ・・・to be continued
 きみはプレゼントに何を選ぶのか
 

④プレゼントチェック

もうあっという間にクリスマスに近づいてる
どうしよう、ホントに
まだ彼女の好きなもの
あまりわかってないし
ショッピングに行っても
これかわいいとか言うけど
これ欲しいって聞いたことないんだよな
買って買ってと言われたら楽なんだけどなー

ちょっと探りを・・・

次回
④プレゼントチェック
  ・・・to be continued
 きみは彼女から聞き出せるのか

④プレゼントチェック

なんか今好きなものある
うーん あまりないかな
興味あることは
うん 釣れなかった魚釣り・・面目ない
なんか聞き出そうとしてるでしょう
クリスマスプレゼントでしょう

なんにもいらないよ
一緒にいてくれたら それでいいの
一番うれしい言葉をもらった
あぁ・・それ以上聞けない

次回
④プレゼントチェック
  ・・・to be continued
 きみはこの難関を突破できるか
④プレゼントチェック
でも・・・どうしよう
指輪とか早いしな・・
マフラー 手袋・・・・
あーーーわかんないや

12月の寒さがこたえる 

今にも雪のふりそうな帰り道

ぼそぼそと言いながら家路を急いだのだった

イブの夜はホテルのクリスマスディナーを予約
それとそのあとのお楽しみの予約
プレゼントはこれで・・・


次回
⑤イブの夜
  ・・・to be continued
 きみはこのイブの夜を素敵な夜にできるか

 ちょっと早いですがイブの夜に突入しちゃいます。
 この先のお話もお楽しみに 

⑤イブの夜
まったかなちょっと豪勢にホテルのクリスマスディナーを
予約したよ行こ・・食事も終わり

あ、星空みたい なんか流星が見えるみたいよ
奇麗に星が見えるところない

あーーーわがまま娘め

この後・予約が・ホ・・が・まあいいか

2H かかるけどいいの 

いいよーと甲高い声がホテル中に響いた

次回
⑤イブの夜
  ・・・to be continued
 きみはどんなドラマを作れるか
 
 更新遅れました。用事で・・・・
 この後のプレゼントは渡せるのか
 お楽しみに

⑤イブの夜
ドライブ中、仲間の噂話で盛り上がり
街灯も何もない山奥のところへ
昔し友人達とここへ来たんだ
空が落ちてくるくらいの星が見えて

何もかもが透き通っている
夜空が見えたんだよ

だから一度
きみを連れてきたかったんだ
今日ばっちり見える良かった

⑤イブの夜
  ・・・to be continued
 きみはイブの夜を成功させることができるか
 
 この後のプレゼントは渡せるのか
 お楽しみに

⑤イブの夜

二人草むらに寝転がり眺めていた
本当に落ちてきそうな星空
冬の匂いのする風が
二人のほほを撫でていった
あっ星流れた

うそ どこ・・・

いや違うよ、高い山に登ったから

雪がちらつきだしたんだよ

クリスマスイブの日に
雪見れるなんて何年振りだろう
ホワイトクリスマスだね

⑤イブの夜

寒くないと聞くと
彼女がちょっと寒いかもと

じゃー俺、車からマフラーもって来るね
私のカバンも持ってきて

チャンスだ
プレゼントを隠しながら

彼女の元へ ほらマフラーだよと
そっと首にかけ カバンを渡した

⑤イブの夜
  ・・・to be continued
 きみはクリスマスプレゼントをどんな風に渡せるか
 
 この後のプレゼントはなに?
 お楽しみに

⑤イブの夜
プレゼントを頭にかぶせようとした瞬間に
後ろからぎゅっと抱きしめるつもりだったが


彼女が突然 
そうだこれ渡そうと思って・・・

手をひっこめた・・・ぐすん・また先こされた

じゃー、一緒に渡そうか

はい これ メリークリスマス

うん・・・うそだー


⑥むふふ

はい これ メリークリスマス
うん 同じもの・・・うそだー

でっかいサンタ用の靴下

最近、二人で行った量販店に
これいいよね大きな靴下
俺、頭からかぶれるぞと

ふざけて見ていた靴下だった

中には手紙が
彼女の渡した靴下の中から

いつもありがとう
大好きだよ

これに欲しいもの書いてねと書いてある


俺も
愛してる いつも隣にいてください。

あとプレゼントは
わかんないからこれに書いてと

手紙をいれた

二人は顔を見合わせて

大きな笑い声が
街灯もない静寂で
雪の降る山に響いた


⑦永遠の愛を誓う

私たちとても似てるよね

いつもお互いの心の中には
相手の幸せを思っている
そうだね この幸せな時をずっと
二人であたためないか
うん そうしたい

プレゼントの入ってない靴下あるし

いつ もらえるのかな
いつか 私たちの子供ができたらかな

そうだねそれまで何も入れず
手紙だけ毎年入れておこう

サンタさんへ

欲しいものは、〇〇〇 ですと・・・

この幸せあたためますか


<追伸>

〇〇〇は読んだあなたが入れてください。

私は あなたの幸せ でした。